今まであまり小説などを読んだことがなくて大人になってから読書に興味をもって挑戦してみよう!と思ったとき、
- どんな本を選べばいいんだろう?
- 初心者でも読めるような本ってどんなもの?
など、本を買う前に悩んでしまうものですよね。
本を読みたいけど、どんな本を選べばいいのかわからない…となって結局読書を諦めてしまったことが私にもありました。
そこで、読書初心者さんが読みやすい本とは?選び方のポイントは?などの疑問についてお話していこうと思います。
読書初心者でも読みやすい本はどんなもの?
普段本を読まない人でも読みやすい、楽しみやすいと感じるのは、
◎漫画のノベライズ作品
だと思います。
全く知らないストーリーの小説よりも、好きなドラマや漫画の小説の方がキャラクターやストーリーに馴染みがあるので、場面が想像しやすく文章が頭に入りやすいですよ。
ドラマ・映画の原作作品
ドラマや映画の原作本なら、映像作品との違いを楽しむことができます。
おおまかなストーリーはわかっているので難しく考えすぎず、「こんな場面もあったんだな〜」とか、「このキャラはこんなふうに考えてたんだ!」なんて新発見をしながら読めるので面白く感じると思います。
例えば、映画も原作も大ヒットしたハリーポッターシリーズなんかも、映画だけ見て「面白いけどちょっとわかりにくいところがあった」という場合は原作を読むとしっかり理解できます。
原作小説ありの作品にハマったなら、映像作品より圧倒的に情報量の多い原作を読むことでより深く知ることができておすすめですよ。
ドラマのノベライズ作品
ドラマのノベライズには、「内容をそのまま小説にしたもの」と、「外伝的に新たなストーリーを書いたもの」があります。
ドラマの話を小説化したものは、知っている話なので映像を思い出しながら読みやすいですね。
ただ、知っているから読むのが面倒くさくなってしまったりする場合もあるので、新たなワクワクが欲しいときには向かないかも。
人気ドラマ『相棒』のノベライズはドラマのエピソードを小説にしたタイプのものですね。
外伝など、本編とは違うオリジナルストーリーのものは、親しみのあるキャラクターや世界観で新しいお話が読めるのでドラマファンならとても楽しめます!
ドラマが終わってしまった後に別のストーリーが見れるのは嬉しいですよね。
これも映像で見たかったなぁと残念に思ってしまうこともありますが(笑)読みやすさでは一番オススメです。
私が読んだことがあるのはドラマ『BORDER』の小説版ですね。
ミステリーものは少し複雑で読みにくかったりしますが、ドラマを知っているので自然と映像が頭に浮かんで理解出来ました。
漫画のノベライズ作品
小説は読まなくても漫画は読む人は多いですよね。
そんなときは、好きな漫画のノベライズ作品を読んでみるのも入りやすくてオススメです。ジャンプ系はノベライズを出している作品が多いですね。
ドラマと同じく、知っているキャラクターたちの別のお話なので楽しく読めますよ。
ただ、原作者が話を書くわけじゃないので、ものによってはキャラクターの行動や発言に「ん?」と違和感を覚える可能性もあります。なので、原作至上主義な人には合わないかも。
私が読んで面白かったのは、ジョジョの『恥知らずのパープルヘイズ』です。
原作で馴染みのあるキャラクターが主役の物語なので入りやすいですし、途中退場したあとどうしてたんだろう?と気になる部分を描いているので、公式設定じゃないとしてもメインストーリーの裏の活躍が知れて面白かったです。
ジョジョのノベライズでは『The book』も大好きです。
こちらは乙一先生の作品で、オリジナル色が強めなので読みやすさはパープルヘイズの方が上だと思います。
漫画のノベライズではありますが、ミステリー小説としてとても面白い作品なので、この本が気に入ったら乙一先生の別の作品を読んでいくこともできますね。
読書初心者の選び方のポイントは?
読みやすい本で紹介した原作本やノベライズ本を選ぶときのポイントは、とにかく好きな作品のものを選ぶこと。
大好きな作品に小説版があったらラッキーです。好きなものなら「頑張って読もう」と意気込まなくても自然に物語に引き込まれていきますよ。
知っている程度のものでも、まったく何も知らない本よりはとっつきやすいと思いますが、やっぱり「好き」が強いものほど途中で挫折せず読み進められるのではないかと思います。
好きなドラマや映画が特にない、または好きな作品に小説が無いという場合は、『自分の興味のあるジャンルの本』を選ぶといいですよ。
恋愛ドラマや少女漫画が好きなら恋愛ものの小説だったり、人の体験談を聞くのが好きだったらエッセイ系だったり。
アニメが好きならラノベ系も良いですし、BLが好きならBL小説が入りやすいでしょう。笑
文章の難しさよりも、自分が興味をもって読めるかどうかが本を読み切るパワーに深く関わってくるので、第一に自分の好きなものを見つけてそれに近い作品を選ぶようにすると「楽しく読み切れる本」に出会う確率が上がります。
最近はSNSなどで「文章を読む」こと自体には慣れているので、よほど難解な文章でないかぎりそこは心配しなくていいと思います。興味をもって内容に引き込まれるかどうかで理解度もぐっと変わってきますよ。
読書初心者にはジャンルはどんなものがいい?
先述したように、好きなジャンルの作品を選ぶのが一番良いのですが、文章の読みやすさ・理解しやすさという点だけで言えば、『時代物・昔の作品』は聞きなれない単語や言い回しが多くて読みにくいと感じやすいので避けたほうが無難かなと思います。
もちろんそういったものが好きなら問題ないのですが、普段読み慣れている文章の方がすっと読みやすいと思うので、最初は現代劇で作品を読み切ることに挑戦してみるのが良いでしょう。
小難しいお話や単語が無い方がよいという点では、推理小説やSF小説よりも『恋愛小説や青春小説、児童書、エッセイ』などが向いています。
そういったジャンルに興味があるなら優先的に選んでみると良いですね。まったく興味がないなら文章が簡単でもつまらないので参考程度に。多少難しくてもミステリー系が好きなら推理小説を選んだ方が、わからないところがあっても総合的に楽しめるはずです。
大人なら難しい本を読まねばと思いがちですが、それで楽しめなければ意味がないので、自分に合ったものから読んでいくほうがいいですよ。
大人らしい本で、初心者でも難しく考えず興味津々に読み進められるジャンルといえば、官能小説もアリ。そういうのが好きならある意味一番読みやすいのかも(笑)
さいごに
読書を始めたい初心者さんが読みやすい本について、難しい本が苦手だった私が読みやすかったものを思い出して紹介してみました。
ジャンプ系漫画のノベライズは子供も読めるように難しすぎない内容になっていたりするので読みやすかったです。あとハリーポッターシリーズは児童書なのでフォントを変えたり大文字や太字になったり、挿絵があったりと見た目でも変化があって楽しく読めましたね。
あとはイギリスの名探偵ポワロのドラマシリーズにハマって、原作を読みふけった事もありました。難しくてよくわからないような部分はサラっと読み流してしまうこともありましたが、それでも十分楽しめましたので、やっぱり興味があるかどうかは大事だと思います。
最初の一冊を決めるまでは色々悩んでしまうと思いますが、コレ!というものを一度読んでみてください。それが面白ければ最高ですし、途中で飽きてしまったら好みに合わなかったということでまた次の本を探せばよいのです。
どうしても読み切る自信がないのなら、短編集なんかもいいですね。とりあえず一つの話を読み切った!という自信になりますよ。
そうやって、いつか読書が楽しいものだと思ってもらえたら私も嬉しいです♪
- こちらもよく読まれています