初めてキャットタワーを購入する時って特に決め手がわからず悩んでしまいますよね。
据え置きタイプのキャットタワーは、可愛いデザインも沢山あり、置く場所も好きに選べるので人気ですが、支えがない分倒れることがあるんじゃないか?と不安もあると思います。
そこで、据え置きタイプのキャットタワーの安定性や、丈夫な据え置きタワーの選び方についてお話していきたいと思います。
据え置きタイプのキャットタワーは倒れる危険がある?
キャットタワーについて調べていると、猫が乗り降りする時の勢いでタワーが倒れた!なんて情報を目にすることもあると思います。
こういった話を聞くと、据え置きって危ないかな…と感じるかもしれませんね。
確かに、猫ちゃんの勢いに負けてタワーが転倒することもあります。でも、ほとんどの製品がそう簡単には倒れないように作られているので、過剰に心配することはありません。
例えば、よくある転倒やぐらつきの原因がこちら。
- 小さいキャットタワー(子猫・シニア用など)を元気な成猫が使った場合
- 土台が細身・柱が2本などのタワーを壁に付けずに使用した場合
- 一本の柱でベッドを支えている製品に大型猫が勢いよく飛び乗る場合
まず、小さい猫タワーを成猫が使う場合について。
背が低いタワーは重量も軽めのものが多く、元気が有り余る大人の猫ちゃんには対応しきれないことが多いです。
特に勢いよく飛び降りる時のキックでキャットタワーが動いてしまったり倒れたりすることがあります。
同じような原理で、細身で軽いタワー、柱の少ないタワーを壁などに隣接させないで使うと、大き目でエネルギッシュな猫ちゃんのパワーに負けてぐらついてしまうことも。
また、よくあるタワーのてっぺんがベッドになっていて、1本の柱だけでささえているものも、大きな子や興奮して走り回る子の勢いでぐらついたり柱が折れてしまうことがあります。
こうして見ていくと、倒れてしまう原因は猫ちゃんの大きさや性格と猫タワーの作りが合っていないことにあるのがわかりますよね。
つまり、こういった転倒リスクは、飼っている猫ちゃんに合ったキャットタワーを選ぶことでかなり減らすことができます。
据え置き型キャットタワーを選ぶポイント
次に、「じゃあどういうタワーなら安心して使えるの?」という所が気になるポイントですよね。
ここでは4キロ以上の成猫で活発な子でも安心な、安定性の高いタワーのポイントをご紹介していきたいと思います。
①土台の板が厚みがあり重いものを選ぶ
据え置き型キャットタワーは突っ張り型に比べて重みがあります。タワーの下の方を重くして倒れるのを防ぐためです。
なので、安定性を求めるなら土台部分が厚めで重量があるものを選ぶと、低いタワーでも倒れる危険が少ないのでおすすめです。
このように↓
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土台をしっかり作っていることがわかると安心ですね。
場所を移動したいときや掃除のために動かしたい時など、つい軽い方がいいかなと考えがちですが、安全を考えると重量は重めの方が良いんです。
迷ったときは重さも見比べてチェックしてみてくださいね。
②柱が4本あるものが安定性が高い
キャットタワーはデザインによって2本・3本・4本など柱の数が違います。
安定性を求めるなら、4本以上のものが角をしっかり支えてくれるので倒れにくくおすすめです。
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柱が太めに作られているとさらに安心ですね。
③大型猫なら一本柱のベットは避ける
5キロ以上ある猫ちゃんや、全力疾走で駆け上がるパワフルな猫ちゃんは、すべての段が2本以上の柱で支えられているタワーだとより安定して使えると思います。
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↑このようなタイプであれば、万が一柱が曲がったり折れたりしても、他の柱が支えになっていきなり倒れたりしないので安心ですね。
一本の柱でも、柱の長さが短いものは曲がりにくいです。
ただ、普通の1本柱のベッドだと5キロ以上の猫ちゃんには窮屈なサイズのものが多く、はみ出して落ちてしまうことも。5キロより大きな子の場合は、大型猫用に作られたタワーかどうかをチェックしてみてください。
たとえばこちらのように↓
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大型の猫ちゃんのために作られたタワーは1本柱の部分があっても頑丈に作られているので安心して使えます。
大型猫用に作られているものは足場やベッドも広く丈夫に作られているので、大きい子は大型猫ちゃん向けに作られたタワーを選んだ方がくつろげますよ。
より安定して使うための注意点
以上のポイントを押さえれば、丈夫な据え置き型キャットタワーが選べます。
あとはいくつかの注意点に気を付ければ、さらに安全性を高めることができますよ。
置き場所について
突っ張りと違いどこにでも置くことができる据え置き型キャットタワーですが、できれば壁沿いに置いてあげると、より安定して使うことができます。
倒れる可能性のある方向を塞ぐ、という意味ではお部屋の角が一番安全ですね。角なら揺れるようなタワーでも押さえてくれるので安定度が増します。
猫が飛び降りる時にキックで倒してしまうような不安定なタワーだったとしても、後ろが壁ならストッパーになって倒れません。
大型タワーならそれほど気にしなくても大丈夫ですが、壁際、特に窓際に設置してあげると、猫タワーの上で外を眺めることができるのでにゃんこも喜びますよ♪
定期点検を忘れずに
据え置きタイプは突っ張りタイプほどマメにチェックしなくて良いイメージがあるかもですが、もちろん据え置き型も定期的に緩みが無いか、柱が曲がっていないかをチェックするのは大切です。
特に一本柱のあるタワーは緩みや曲がりがないか時々見てあげてください。
毎日じゃなくても大丈夫なので、猫ちゃんが乗った時、いつもよりぐらついているかも?と思ったら調べてみるとか、長くお留守番させる前に安全のために全体をチェックしてみるとか、定期的に安全確認をするようにしましょう。
地震などが心配なら耐震マットで対策を
大きな地震が来た時に、タワーが倒れてしまわないか心配ですよね。
重量のあるタワーならある程度の地震では倒れることはありませんが、安心のための一工夫としては、家具家電用の耐震マットのようなものをタワーの下に設置しておくのも良いです。
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もちろん絶対に倒れないという保証はありませんが、備えとしてはあった方が良いと私は思っています。
滑り止めにもなるので、軽めのタワーを使う場合にもいいかもしれません。
さいごに
据え置きタイプのキャットタワーを安全に使うための選び方や注意点について説明してきましたが、伝わったでしょうか?
すべての条件を満たした上でお家に合うようなタワーを見つけるのは大変だと思います。そんな時は、条件のなかの一つだけに当てはまっているものでも良いと思います。
注意点に書いたことを気を付けていれば、そうそう倒れることは無いのであまり心配しすぎないでも大丈夫。
また、子猫ちゃんや4キロ以下の小さな猫ちゃんでおとなしい子は、どのキャットタワーでも問題なく使えるので、気にしすぎなくて大丈夫ですよ。
飼い主さんの好みと猫ちゃんの好みに合うようなキャットタワーを選んでみてくださいね。
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